今日のなんの日(11月26日)

 "やれやれ"という言葉は多様な場面で使われる。他人の不幸などに同情するとき、「やれやれ、困った」「やれやれ、もう安心だ」と困難に直面したときや、その正反対で困難が解決した時など。とにかく困難とのセットが多い。


 "やれやれ"の多さで『 ピーナッツ』の右に出るものはない。今日が誕生日のシュルツの作品であり、あるいはスヌーピーの方がピンとくるかもしれない。世代を超えて今なお世界中で愛され、今後も読まれ続けるのだろう。


 ところで『 ピーナッツ』の命名は生みの親のシュルツではなく出版社である。ピーナッツには英語で「つまらないもの」という意味もあり、シュルツ自身は出版社に勝手につけられ不満だったと語っている。きっと彼はこう呟いたに違いない「やれやれ、困ったものだ」と。やれやれ、かわいそうに。